2012年2月29日水曜日

ひとつの個性





どこか見慣れない USイメージなロングウィング








なるほどイギリス製だからか・・





これは日本のメーカーが英国に





依頼した別注品なのでしょうか?





私 この靴をジッと見ていて何だか 





ふと昔の事を思い出してしまいました








それは まだ 靴のインポート部材が現在とは違って





個人で海外まで直接 仕入れに行くしか術の無かった時代の話





向った先の英国で ビスポークサロンや材料屋巡りを続け





そして最後に





靴の本場のリペア方法や考え方の違いを学ぶ為にも





無理言ってシューリペア店で丸1日働かせてもらったのです





何故ハーフレザーなのか?何故スプレーなのか?





何故トゥーパフが・・(これはビスポーク)等々





残念ながら当時 見聞きした事の殆どは





ここでは口が裂けても言えませんが・・(同業一部で(笑))





まぁ とにかく製作の現場と部材の現場





そしてリペアの現場等で 





それこそある意味 私は 目からウロコ☆な





実に様々な事を学べたのです





そして休憩時間





リペア店の主であるロンさんに





滞在中 ずっと疑問に思っていた ある事





を何気に質問してみました





ロンさんの回答としては





ロン:『一体何故 俺がアメリカやイタリア野郎の





ソレを わざわざ使わなきゃいけないんだ?





昔から有るコレで充分なんだから必要無いだろ』(中指)





真っ赤な顔した(笑)ロンを横目に なるほど納得・・





随分と失礼な事を聞いてしまった様な気がしましたが





それと同時に日本が いかに輸入大国なのか?





を思い知らされた瞬間でもあったのです








歴史的にも海外からの文化を積極的に取り入れ





それを自国に見合う様 上手に応用していく我が国の姿は





一見 捉えどころが無く 混沌としている様ですが





これは他国には あまり見られない





日本人が得意とする





1つの強い個性なのかも知れません










〝そもそも日本人なら肌色や骨格的にも着物だろ〜が!〟










・・って これでは今の世の中 





商売には成りませんからね(笑)





まぁ 現実には そんな固苦しい事を一切言わない





思慮的で柔軟性に長けた我が国 日本





この国に産まれて来て ホントに良かった☆





・・と つくづく思った今日この頃です♪











メインとオマケの中身を間違えた様な気がする(笑):大川
STOMP/ストンプ
福岡・天神の靴修理屋さん
















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